Sammyです。
久しぶりのブログ更新となってしまいました。twitterは更新しているのでそちらもチェックしてみてください。
今回はスイングトレードでのエントリーポイントの探し方をご説明したいと思います。
スイングトレードではありますが、時間軸を縮めればデイトレでも応用可能です。
それでは早速説明していきます。
スイングトレードでのエントリーの考え方
スイングトレードだけではないことですが、利益を出すには値幅を取らなければいけません。
そうなるとエントリーはなるべく低いところで。利確はなるべく高いところで、となります。
利確を天井で行うのはかなり難しいことだと感じてますが、エントリーを低いところで行うのはある程度可能だと考えています。
値幅を出すためになるべく低いポイントでエントリーするにあたって重要なのがサポートラインです。
サポートラインについてはこちらを参考ください。
ということはサポートラインに近い位置がエントリーポイントとなるわけです。
サポートラインとは買いが入ってきやすい場所。そんなサポートラインは基本は水平ですが、暴落相場以外はトレンドが出始めている場合、中長期移動平均線もサポートラインとして機能することが多いと経験上感じています。
文章だと少しわかりにくいと思いますので、実際のチャートを見ながらエントリーポイントについて考えていきましょう。
実際のチャートで検証
4445 リビンテクノロジー
青いラインは200MA、オレンジが75MA、緑が25MAです。
この銘柄を注目しはじめたのはローソク足が75MAをゴールデンクロスし、25MAも75MAをゴールデンクロスしたからです。
では実際にどこがエントリーポイントなのか見ていきましょう。

まず最初はエントリー1としたポイントです。
エントリー1では25MA付近で長めの下ひげ陽線が出ました。
おそらく25MA付近で待っていた人がこのポイントで買ったとされ、25MAがサポートラインとして機能していると判断できそうです。
下ひげで誰かが買っている、サポートとして機能しそうだということを確認し、その翌日からでも少しづつ買いはじめても良さそうです。
ただこの銘柄は板が薄くなかなか必要枚数買うのが難しそうです。これはエントリー2にも繋がってきます。
次にエントリー2を見てみましょう。
エントリー2では前回機能していた25MAを下抜けました。次のサポートはエントリー1の水平ラインもしくは75MAと判断しました。
エントリー2を見てみるとやはり陽線が出始め、下ひげローソク足も出ています。
前日までの連続した陰線が発生していることを踏まえると誰かが75MA付近まで待っていた可能性が高いですね。
さらに思い出してもらいたいのはこの銘柄は板が薄いということです。
エントリー1で集めようと思った人が板の薄さにより十分な枚数を買うことができなかったとも予想できます。
チャートの裏にいる人の心理もあわせて考えるとエントリー2のほうがエントリー1よりもサポートとして機能しそうですね。さらにはサポートになりそうな75MAもすぐ下にいます。
結果をみるとエントリー2で買ってもダブルバガーになってます。
3562 No.1
次はNo.1という銘柄です。
同じように青いラインは200MA、オレンジが75MA、緑が25MAです。

この銘柄は少し見えにくいですが、サポートラインの水平位置で寄らずのストップ高をつけてました。さらに25MAが75MAと200MAをゴールデンクロスしました。
ではエントリーポイントとしては私はこのように考えます。
寄らずのストップ高はサポートラインになりやすいので、一旦そこにサポートラインがあるとします。さらに注目したのは↑の出来高増の大陰線です。
なぜ注目したかというと出来高増の大陰線は底打ちのサインとされてます。そして大陰線の翌日以降はちょうどサポートラインを割ることなく75MAの少し上で横ばいが続き、売り圧が弱くなったことが確認できました。
25MAの前後を行ったり来たりしてはいますが、75MAとサポートラインは割りそうな気配がありません。大陰線翌日の横ばいを確かめてからでもエントリーとしては遅くはなかったということです。
結果としてそのままトレンドが継続され、こちらもダブルバガー以上になってます。
3359 cotta
次はcottaという銘柄です。こちらは業務用の包装資材なども扱っており、コロナ禍で思惑もありました。
同じように青いラインは200MA、オレンジが75MA、緑が25MAです。

やはり同じように最初は25MAが75MA、200MAをゴールデンクロスしてます。そして25MAに近づいてきた最初のタイミングで下ひげの陽線が出ていることから誰かが集めようとしていることが予想されます。
この銘柄はエントリー1でエントリーしてホールドしてもよかったですし、その後の横ばいが続いているサポートライン上でエントリーしてもよかった銘柄でした。
私としてはエントリー2あたりが良いと思ってます。それは横ばいが続きさらには75MAも追いついてきてサポートラインが明確になってきたからです。
さらにその後追撃するのであればエントリー2枠の数日後に出ている長い下ひげ陽線を確認した後でも良いかもしれません。出来高が減り下ひげ陽線の発生により誰かが買い集めている。上に行こうとしている意思をチャートから感じられるからです。
エントリー2で入ったとしてもその後はダブルバガー近くにはなってますね。
3195 ジェネレーションパス
最後はジェネレーションパスという銘柄です。こちらもコロナ禍で思惑がある銘柄です。
同じように青いラインは200MA、オレンジが75MA、緑が25MAです。

白丸の部分でGUしたのは月次のIRが出てコロナ禍の中でも業績が良いのではないかという思惑があったからです。
ではエントリーポイントを探っていきましょう。
私は白枠のあたりがエントリーだと思いました。それはこれまで紹介した銘柄と同じようにサポートとして機能しそうな25MAがすぐ下にいること。それと数日前に出来高増の長い上髭陰線が出ていますが、その後の売り圧が強くなかったため横ばいが続いていたからです。
さらには黄色い枠で出来高増の大陰線が発生し、25MAをわずかにだけ割ってしまいましたが、その翌日は大陰線が天井サインにならず、はらむ形で下ひげ陽線が発生し、再度25MAをゴールデンクロスしていきました。
これによりトレンドは継続だと市場から判断され、翌日以降は25MAをサポートに綺麗に上昇していってます。
こちらもそのまま上昇を続けエントリーポイントからダブルバガーになりました。ただこの銘柄はそのあと決算発表があり、数字が発表されたことによって思惑から事実に変わり急落しました。
まさに「思惑で買い、事実で売れ」というやつですね。エントリーポイントからダブル近くになっているので決算が不安であれば半益して利益を確保するのも大事ですね。
まとめ
実際のチャートを事例にスイングトレードにおけるエントリーポイントの探し方をご説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
サポートが十分に機能するかどうかわからないこともあり、最初から全力で買うのではなく打診買いから始め、自分が間違っているようならロスカットを行うことをお勧めします。
それではまとめるとこのようになります。
水平ライン、中長期移動平均線を参考にサポートラインはどこかを考える。
下ひげローソク足が発生するのを確認するなど、チャートの裏側にいる人の行動心理を考察する。
焦って買うのではなく、翌日の足を確認した上で買うなど、買うタイミングを引きつける。
スイングトレードのエントリーポイントの探し方については今後もいくつかの記事を書いていければと考えています。