Sammyです。
今日は損切りを行うときの目安となるロスカットラインの設定方法についてご説明していきます。
よく損切りは必ず行い塩漬けにしてはいけないと言われていますが、ではその損切りを行うための目安となるラインはどのように決めていけば良いのでしょうか。
適当に設定するとすぐにそのラインを割ってしまい、結果的に損切り貧乏になってしまいます。
そうならないためにもぜひ理解していただければと思います。
なぜロスカットラインを設定するのか
まずはなぜロスカットラインを設定しなければいけないのかです。
これは損少利大を意識して損失を大きくしないことはもちらん、なによりもメンタルを安定させることにもつながります。
感情的にならず決めたルール通りトレードを行い利益を積み上げていく上で、ロスカットラインを設定する必要があります。
時間軸としてはエントリーする前に必ずロスカットラインを設定しましょう。
エントリーしてからロスカットラインを設定するようではルールを破ってしまう恐れがあるからです。
また、ロスカットのルールを守れないと塩漬けになってしまう可能性もあります。適切なロスカットを行うことによって次の銘柄に切り替えることができます。
マーケットは誰にもわからないので、上げ下げを予想してトレードするのではなく、下がった場合のルールを事前に決めておき、ルール通りにトレードすべきです。
自分の決めたロスカットラインを割って損切りになったとしても落ち込むことなく、ルール通りにトレードできたと割り切ってください。
ロスカットラインを決めるためのポイント
ロスカットラインを決めるためのポイントはたった1つで、そのラインで買いが入ってくるかどうか、サポートとして機能するかどうかです。
買いが入ってこなければそのラインは簡単に割れてしまいます。そうなるとすぐにロスカットになってしまいます。どのラインで買いが入るか、どのラインなら他のトレーダーが買ってもよいと思えるかを意識してロスカットラインを設定していきましょう。
その上でサポートとレジスタンスという概念は必ず理解しておいてください。
それでは実際にロスカットラインを決めるためのポイントを実際のチャートを見ながら私の考えを綴っていきますのでご参考にしてみてください。
これは私の実際の取引履歴です。
4598デルタフライファーマの例。
材料が出て出来高が急増し、ロスカットラインを探りながらエントリーポイントを探してました。
出来高が減り、下髭陽線が出始めたことから少しずつ買われていると判断しました。

上記のようにロスカットラインを決めてエントリーポイントにて打診買いを始めた結果、さらに上昇していきました。
この時は下髭の陽線が出始めたこと、25MAの付近だったこと、出来高も減り始めて売り圧も弱くなってきたこと、3つの判断からロスカットラインを自分の中で決めました。
結果、短期スイングで値幅を取ることができましたが、ロスカットラインを割ったならすぐに撤退することももちろん視野には入れてました。
4440ヴィッツの例
自動運転関連の思惑があり、業績も良さそうな銘柄です。
出来高急増のGCで注目し始めました。こちらも陽線で一旦反発しことを確認してからエントリーポイントとロスカットラインを探してました。

結果、エントリーポイントで打診買いを始めていったのですが、ロスカットラインを定めた理由としては、陽線で反発したところが白い線のところでネックラインになっていたこと、同じように上向き始めた25MAがすぐ下にいたこと、テクニカルだとこの2つ、また業績も良くて思惑もあることから狙っている人がいるのでは、と考えたからです。
そのまま25MA、75MAのどちらも上向き始めトレンドに乗ることができています。
4588オンコリスバイオファーマの例
SNSでも一時話題になるほど注目されていたオンコリスバイオです。
バイオ全体が物色されている中で時価総額にインパクトもある材料発表もあり、この後さらに資金が入ってくるのではと考えていました。
出来高急増の上髭陽線の時点でインはしていたのですが、さらにスイング玉を増やすタイミングを伺っていたときです。
材料が出てGUとなり、その窓埋めラインがサポートとして機能するだろうと考え下記のポイントでエントリーしました。

追加エントリーしたちょうど引け後に材料が発表され、翌日ストップ高となりました。これはほんとにたまたまでしたが。。
この銘柄については出来高が増え始めてレンジブレイク後のレジスタンスラインで窓埋めラインでもあるラインで買いが入ってくるかもしれないと考え、サポートに設定しました。
6731ピクセラの例
こちらはピクセラですが、GUの上髭陽線、さらには週足で見ても出来高がかなり増えていたこともあり、なにかありそうだなと感じていました。
この銘柄についてはEVOも大量保有していたこともあり、twitterでもリアルタイムであやしいなとつぶやいていました。

こちらもやはり窓埋めラインかつ25MA付近サポートとし、打診買いをしていったところ200MAも超えていき、こちらはダブルバガーをとることができました。
まとめ
実際のチャートを見ながらロスカットポイントについてご説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
そのラインで買いが入ってくるかどうか、サポートとして機能するかどうか。
25MA、75MAよりも水平線を意識する。
水平線以外にもトレンドラインを引いてサポートにする場合もありますが、相場のボラティリティが高い場合にはやはり水平線のほうがサポートとして機能する感じがあります。
逆にトレンドに乗っている場合はMAがサポートとして機能する場合もあります。
やはりどちらにおいても大事なのはマーケットを通してその向こうにいるトレーダーがどう感じているかを読み取ることが重要です。
ロスカットラインにおいてもなぜ自分がそのラインを決めたのか。を考えながら修正していくことで勝率も上がってくるのではないかと考えています。