Sammyです。
株式投資を行うのあたって銘柄ってどうやって選んでいいかわからないといった方も多いかと思います。
銘柄の選定については投資時間軸によって違います。
前回はテーマ株の第2波を狙った手法をご紹介しました。
今回はどちらかというと第1波狙いかもしれません。時間効率を考えた上で短期でスイングするためにどうやって銘柄を選んでいくかをご紹介したいと思います。
この銘柄選定は市場内で資金が循環している中でその短期資金を狙った先回り投資法です。
それでは早速銘柄の選定方法について説明していきます。
銘柄の選定の際にみる4つのこと
短期スイング銘柄を選ぶ際に私は4つのことを意識して銘柄をみています。
要はこの4つに該当し、短期で資金が来るかどうか、短期で値幅が取れるかどうかの判断です。
それでは順番に見ていきましょう。
仕手株
まずはいきなりかもしれませんが、仕手株化されるかどうかです。
仕手株とはこのような定義があります。
仕手株とは、巨額の投資資金を武器に銘柄の価格などを意図的に操作されている銘柄のことをいいます。 基本的に株価が動くのは、その企業に関するニュースなどの情報が出るからです。 それは業績の発表だったり、事業に関する新しいニュースだったりと様々です。
発行枚数を見ながら短期で意図的に価格が釣り上げられることを利用します。
仕手株化しているかどうかは月足チャートを見ればわかりやすいと思います。
大きな上髭があったりすると仕手株の可能性が高いです。
ではなぜこのような株を狙うのでしょうか?
それは銘柄はその銘柄ごとにチャートにクセがあります。
興味のある方はいろんな銘柄のチャートを遡って調べてもらえるとわかりますが、例えば単純に過去にストップ高をつけた銘柄はその後もストップ高がつきやすいといった傾向があります。株は人気投票でもありますので、そういった銘柄は再び注目されやすいと感じています。
ですので、過去に仕手株化された銘柄はその後も仕手株化されやすいということを利用します。
テーマがあるかどうか
2つ目に意識することはその銘柄がテーマを持っているかどうかです。
わかりやすいところでいうとテーマ=国策です。
まず国策ってなに?方は政府が発表しているこちらのHPをチェックしてみてください。
そのほかにも証券会社や情報サイトでも確認することができます。

注意していただきたいのは、みんなが理解しているテーマでは既に1度物色されているケースが多いのと、大きなテーマでは時間軸を少し長めに見ておかないといけません。
ただ先回り投資をする上で重要なことは株は連想ゲームということです。
例えば某コンビニで話題にもなりましたがキャッシュレス決済がテーマであるならば、当然セキュリティも必要です。となるとセキュリティ関連にも資金が流れてくるかも?ということをニュースなどを見ながら常に意識するようにしましょう。
誰でもわかりやすいテーマに乗るだけでは短期投資の先回りはできません。私は投資家の大衆心理を考え2次的思考を巡らせることで先回りも可能だと考えています。
テクニカル、出来高で判断する
3つ目はテクニカルや出来高で判断します。
具体的にどういういった判断をするかというと、出来高をみて、集められているかどうか。
実際にチャートでみたほうがわかりやすいと思います。
これは3990UUUMの日足チャートです。

左の黄色い枠と右の赤い枠内の出来高を比べてみると、この2つの枠の間にある出来高急増日から出来高が増え始めています。
これは私の予想ではありますが、おそらくこんな感じだったのではと考えています。
①出来高急増した日に注目された。
②新型コロナウイルスの巣篭もり関連として気づいた人が翌日から集め始めた。
(移動平均線もヨコヨコで推移しているためリスクも低い)
③たまたま材料が出てストップ高に。
※吉本興業と提携の材料が出てストップ高になりましたが、もちろんそれは狙ってできることではありません。
※もしかしたら材料が出ていなくても思惑で上がっていったかもしれませんがマーケットのことはマーケットに聞けとあるように、ここでは上がったという事実で捉えております。
株は連想ゲームです。おそらく②で集めていた人は緊急事態宣言中で巣篭もりが増える→外出できないためyoutubeを見る人が多い→このような思惑から近いうちに資金が集まってくるのでは?と考えていたのではないでしょうか?
出来高は株価に先行します。日々の出来高急増銘柄を必ずチェックしましょう。
好業績であるかどうか
4つ目の最後は好業績であるかどうかです。
ファンダが良い銘柄であったほうが、資金が集まりやすいのと増資のリスクも低くなるからです。(増資の場合、大抵は売られます)
ファンダをどう見たら良いかわからないという人は四季報の内容でも良いですが、できれば企業のHPにいき決算短信を確認しましょう。
①売り上げが伸びているかどうか。
②営業利益が伸びているかどうか。
③伸びている内容は一時的なものなのか、それとも継続しての売上増が期待できるのか。
④テーマにかかっているのはセグメントのどの部分なのか。
⑤今期の予想やコンセンサスとの乖離はどれくらいなのか。
細かく見て、いろいろ調べる場合もありますが、まずはこの5つは最低限確認したいところです。
できれば持っているテーマが実現するまでの時間軸などもなんとなくイメージしておいたほうが良いです。そのテーマが実現までにかなりの時間を要するのであれば資金がまわってくるまで時間がかかるかもしれません。
まとめ
今回は短期スイングで値幅を取るための方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
テーマなどの思惑があって業績の良い銘柄
注目され始めている (出来高急増後に出来高が増え始める)
過去のチャートから資金が集まってきやすい銘柄を選ぶ
まとめるとこのようになると思いますので、ぜひ銘柄を探すときには参考にしてみてください。
また、日々のPCDAサイクルをまわすことも重要です。常に考察から検証を繰り返し、自身の手法をブラッシュアップしていただければと思います。