要約「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」前編

書籍
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Sammyです。

今日は書籍を紹介したいと思います。

世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェットが、「極めて稀に見る、実益のある本」と絶賛した本。

彼が本書を大量購入し、経営するバークシャー・ハサウェイの株主総会で配布したくらいの良書です。

具体的なテクニカルやファンダメンタルズについて書かれているわけではなく、投資哲学や思考方法について記載されています。

初心者の方からベテランまで何度読み返してもすばらしい本ですので、まとめてみました。

少し長くなりそうなので、前編と後編に分けます。

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1 二次的思考をめぐらす

「ほかの人と同じことをしたり、同じ予測を立てたりしていてはアウトパフォームできない。他人と違うことをするということは、それ自体が目的なのではなく、一つの思考手段である。」

「一次的思考」これは良い企業だから、買おう。

「二次的思考」これは良い企業だ。ただ、周りは偉大な企業とみているが、実際にそうではない。この株は過大評価されていて割高だから売ろう。

最初の項から本質に触れていますね。

良い企業だから買われるのではなく、二次的思考を巡らした中でカタリストを考え、買いなのか、売りなのかを考えろということです。

つまりは他の投資家心理を考えて、先回りするということでしょう。

これは普段のニュースにも言えることで、良いニュースが出たから買いではなく、そのニュースがどのような影響をマーケットに及ぼすのか、を考えることにも繋がってきます。

市場では大衆と同じ「一次的思考」では勝てないということです。

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2 市場の効率性(とその限界)を理解する

大きな転換点となったのは、『市場の効率性という概念には妥当性があるから、どちらかというと非効率性な市場、つまり努力とスキルが一番報われるであろう場所に的を絞るべきだ』と思い至ったときである。

自分が勝つチャンスはどこにあるのかと考える

自分の得意な勝ちパターンを見つける

「努力とスキルが一番報われるであろう場所に的を絞るべき」とありますが、これも投資に限ったことではないですね。

自分と向き合い、自分の投資スタイルや勝ちパターンを確立し、そこにリソースを割く。

先物、為替、オプション、仮想通貨などいろいろ手出しをするのではなく、自分が得意とする場所に的を絞る。

株式市場で考えると

時間軸は短期、中期、長期のどれなのか

大型、中型、小型のどれか

テクニカルなのか、ファンダメンタルズによる価格訂正を狙うのか

バリュー、グロース、それとも需給の歪みを狙うのか

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3 バリュー投資を行う

ファンダメンタル分析に基づいて導き出された本質的価値が最もふさわしい。本質的価値が最もふさわしい。本質的価値を正しく推計することは、感情に流されない着実な投資、利益を生み出す可能性の高い投資に不可欠な土台なのだ。

割安な資産を買い、適正な価格に向かって株価が上昇することで大きな利益につながることともあります。

これは主に中長期スパンの投資に向けた言葉かもしれません。

株価はある理由で見直しが始まり、割安であった銘柄が本来あるべき株価に収束していき、時にはオーバーシュートします。

バリュー投資と書かれてありますが、未来を見据えた投資というものはなにかという根本的な考えが書かれていると思いました。

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4 価格と価値の関係性に目を向ける

「投資は『良いものを買う』ことではなく、『ものをうまく買うことで成功する』」

これも「3バリュー投資を行う」と似ているかもしれません。

良いものをいくら買っても高値で買ってしまうと値幅をとることはできません。

なんらかの外部要因で価格が安くなった時に買うことで値幅をとることができ、勝てるということでしょう。

マクロの要因による価格が暴落した時に買う

起こりうる暴落時に向けて買うものをリスト化しておく

暴落後も需要が出てくるものを買う (その際にも二次的思考を巡らす)

この時に重要なのがキャッシュポジションです。

「ものをうまく買う」にはキャッシュが必要です。その時が来るまで買いポジションを膨らませすぎないようにしましょう。

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5 リスクを理解する

「積極的にリスクへの対処を行っていなければ、長く成長し続ける見込みは薄い。リスクに対処するには、まずリスクを理解し、それが高まったときにしっかり認識することだ。そして、最も重要なステップが、リスクをコントロールすることである。」

ニュースなどを普段からチェックし、何が起こっているのかを認識し、市場にどういった影響があるのかを日々考えることがリスクを理解することになります。

ここでもやはり重要なのが、二次的思考です。

とあるニュースから連想し、連想していく過程でどのような市場変化があるのか。それがリスクを理解することに繋がります。

ニュースなどから市場に与えるインパクトorリスクはどのくらいかを常に考える

なにがリスクかを考え、あらかじめ自身でシナリオを立てておく

例えばWTI原油価格が、20ドルを割ったら世界がどうなるのか、アメリカ経済がリセッションとなった場合、日本の株式市場、為替にどのような影響を及ぼすのか、といったところでしょうか?

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6 リスクを認識する

5リスクを理解するに続いては、リスクを認識するです。

「価格が高くなりすぎて、得られるはずの潜在的なリターンよりも、損失が発生する可能性が強まったときにリスクは生じる。このリスクに対処するには、まずそれを認識することだ。」

これも5のリスクを理解すると似ていますが、自身の描いていたリスクオフのシナリオとなった場合にどれくらいのリスクがあって、どう対処できるのか。

リスクへの理解がマクロのことだとしたら、「リスクの認識」のこの部分は自身のポートフォリオのことだと思います。

上げ相場の時にリスクの認識を忘れて、潜在的なリターンだけを求めてフルポジションにしてしまうようでは、退場に向かうだけです。

投資を行う上でリターンだけでなくリスクも計算していきましょう。

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7 リスクをコントロールする

「何年にもわたって、リスクの高い資産も十分に安い価格で買えばよい投資パフォーマンスを実現できると説いてきた。重要なのは、そのタイミングがいつなのか知ることだ。利益をえるために、よく理解したうえでリスクをとることは、長期にわたって成功の実績を積み重ねていくのに最適な試練なのである。」

リスクを回避するのであれば、投資しなければ良いだけかもしれませんね。

ただ、相場が上昇した恩恵をうけることができません。

利益を出すためにしっかりリスクをコントロールし、状況に応じてリスクをとっていかなければいけません。

リスクの章をまとめるとこのような感じです。

リスクの理解、認識、コントロール

①ニュースなどから市場に与えるリスクはどのくらいかを常に考えて理解しておく。

②そのリスクオフ時に自分のシナリオに与えるリスク、損失を認識しておく。

③認識した上でコントロールできるポートフォリオを組み、投資を行う

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8 サイクルに注意を向ける

原則① ほとんどの物事にはサイクルがあることがやがて判明する
原則② 利益や損失を生み出す大きな機会は、周りの者が原則①を忘れたときに生じることがある

株価は当然上がるときもあれば、下がる時もあります。

サイクルを意識して「ダウ理論」の中で今どのサイクルにいて、どこに向かうのかに注意を向けるということでしょうか。

有名な格言でもありますね。

相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく
  1. 市場が総悲観となった局面が、強気相場の出発点
  2. 先行きに警戒感や疑い(懐疑)が残るうちは徐々に上昇(回復)を続ける
  3. 警戒感が薄れ楽観的になったころは、相場の天井圏が近い
  4. 市場が総強気や幸福感に浸っているときに、上昇相場が終わり1に戻る

原則①②はこの格言でいう1、4といったところでしょう。

「4 価格と価値の関係性に目を向ける」にもあるようにうまく買うことは、相場のサイクルをうまく利用することでもあると思います。

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9 振り子を意識する

「すべてが順調で価格が高騰しているとき、投資家は慎重さを忘れ去り、買いに殺到する。その後、市場が混乱に陥ると資産はバーゲン品となり、投資家はリスクをとる意欲を完全に失って、売りに殺到する。この繰り返しが永遠に続くのだ。」

8サイクルに注意を向けると少し似ていますね。

メンタルと投資行動は反対にすることを意識しなければいけません。

振り子をイメージし、悲観しているときに買い、楽観している時に売る

「1二次的思考をめぐらせる」にもあるように大衆と同じ心理では勝てないということでしょう。

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10 心理的要因の悪影響をかわす

「強欲と楽観主義が組み合わさるたびに、人々は高いリスクをとらずに高リターンを狙う戦略を採用する。人気の証券を高すぎる価格で買う、すでに過大評価されている資産をまだ値上がり余地があると見て保有し続ける、といった行為を繰り返す。」

これも「8 サイクルに注意を向ける」「9 振り子を意識する」に続けての内容です。

「勝率を高めるためにオークツリーで実勢していることを挙げよう。
・本質的価値を強く意識する
・価格が本質的価値からかい離した場合にとるべき行動にこだわる
・過去のサイクルに関する知識を深め、行き過ぎた相場が最終的に報われるのではなく、手痛い打撃をうけることを心得る」

本質的価値を強く意識するというのは非常に大事ですね。マーケットは常に正しいと考え、常に株価については間違っていると私は思っています。

ただ、傲慢にならずに常にマーケットに対して謙虚に。ニュートラルな目線でマーケットを捉えることが重要です。

本質的な価値を事前に理解し、振り子によってオーバーシュートした時に売買を行う

ただ、サイクルには注意し、売買にはリスクがあるということを常に意識する

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まとめ

20の教えのうち、前半の10についてまとめてみました。前半だけでもかなりためになる内容だと思います。

大きくまとめると

二次的思考を巡らせる

その銘柄が持つ本質的な価値を考える

リスクを理解し、認識した上でコントロールする

相場のサイクルを意識し、大衆心理と投資行動は反対を意識し、市場を俯瞰的にみる

この記事の内容は本書の一部ですので、今一度自身でも読み返しながら学んでいきたいと思います。

後編はこちら

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